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  あの​純朴な​人は​真っ赤に​なって、​涙を​流さんばかりであった。​真面目に​稼いだ金を​物惜しみせず​善い業に​用立てたのに、​〈いわゆる​善良な​人たち〉から​卑しい​やり方だと​決めつけられたからである。

​ 神の​ための​戦いで​初心者だった​その​人は​つぶや​いた。​「連中は​私が​犠牲を​払っているのを​見て​おきながら、​さらに​また​私に​犠牲を​強いる」と。

​ 静かに​語りかけてあげると、​私の​十字架に​接吻した。​そして、​怒って​当然と​言うべき​彼の​憤りは​平安と​喜びに​変わった。

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