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  一日中、​不愉快な​気持ちで​過ごす人が​いる。​何もかもが​心配の​種に​なるのだ。​強迫観念に​とり憑かれて、​唯一の​逃避である​眠りさえ​中断されると、​寝る​前から​思い込んでいる。​そして​目が​覚め、​また​一日が​始まるのに​腹を​立てがっかりする。

​ ​私たちが​この​世に​遣わされたのは、​永遠の​幸せへと​向かう​手前の​一歩と​して​生きる​ためである​ことを、​大勢の​人が​忘れている。​この​世で​神の​子と​しての​喜びを​噛み締めながら​歩みを​続ける​者だけが​その​幸せを​手に​入れる、と​いう​ことを​考えないのである。

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