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  朝は​早く​起き、​念祷を​し、​秘跡にも​頻繁に​与り、​よく​働き、​あるいは​勉強し、​節食節欲を​実行し、​犠牲も​捧げる、​つまり、​あなたは​厳しい​生活プランを​果たしている。​しかし​同時に、​あなたは​何かが​足りないと​感じている。

​ ​その​思いを​神との​語り合いに​持って​行きなさい。​聖性​―聖性に​達する​ために​戦う​―とは、​愛徳の​充満だから、​神に​対する​あなたの愛と、​神を​愛するが​ゆえに​隣人に​示すべき愛とを​糾明してみなければならない。​ひょっとしたら、​今までは​戦いの​対象に​したこともない​大きな​欠点が​見つかるかもしれない。​良い子でない、​良い​兄弟でない、​良い​仲間でも​良い友でもなく、​良い​同僚でも​ない、​他人の​ことを​無視して​〈自分の​聖性〉だけを​愛しているから​嫉妬深い。​あなたは​こういう​状態に​いるかもしれないのである。

​ あなたは​たくさんの​〈個人的な​〉ことで、​自らを​〈犠牲〉に​している。​だから、​あなたは​自我に、​自分​自身に​執着するのだ。​詰まる​ところ、​神の​ためにも​人の​ためにも​生きていないことになる。​一言で​いうと、​ただただ​自分の​ためだけを​考えて​生きているのである。

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