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このような​悲観的な​響きを​持つ暗い​調子のままで​終わりたく​ありません。​神の​教会から​真の​キリストの​司祭職が​消えてしまったわけでは​ありません。​神である​イエスが​お教えに​なった​事柄は​不変です。​教会の​始めから​存在している​聖性と​恩恵の​宝を​捨て​去る​誘惑に​陥る​ことなく、​黙々と​恩恵に​応えて​働き続ける​司祭が​世界中に​大勢います。

​ 世界中に​散らばった​(司祭職に​おける)​兄弟たちの​示す、​人間的・​超​自然的に​洗練された​尊い​濃やかさを、​私は​心ゆく​まで​味わっています。​彼らが​すでに​今から、​大勢の​キリスト信者の​友情と​助けと​愛情に​囲まれているのも​当然でしょう。​この​世に​いる間、​主のみ​名と​ペルソナに​おいて​聖務を​果たし、​自分の​管理に​委ねられた​恩恵を​寛大に​人々の​上に​注いだ司祭は、​神のみ​前に​出頭する​とき、​イエス・キリストの​出迎えを​受け、​永遠に​讃えられる​ことでしょう。

​ この​夏、​司祭に​なる​オプス・デイ属人区の​信者に​再び​思いを​戻しましょう。​彼らが​常に​忠実で、​信心深く、​博識を​保ち、​献身的で​喜びに​溢れた​司祭である​よう、​続けて​祈ってください。​御子で​あり永遠の​司祭である​主イエス・キリストの​傍で、​生涯を​かけて​仕える​人々に、​聖母は​誠に​母親らしい​心遣いを​示してくださいますから、​彼らを​特に​聖母に​委ねてください。

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