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主のみ​前で​祈りを​続けましょう。​何年も​前に​利用した​覚え​書きに、​今も​な​お新鮮さを​微塵も​失っていない​言葉が​あります。​それは、​アビラの​聖テレジアの​言葉です。​「たとえ仕事を​やり終えても、​神を​お喜ばせできなかったとしたら、​すべては​無、​いや​無以下です」17。​ 自らの​目的から​遠ざかったり、​神が​人間を​お造りに​なったのは​聖性に​招く​ためである​ことを​忘れてしまったりするなら、​平和と​落ち着きを​味わうことができなくなるわけも​お分かりに​なるでしょう。​気晴らしを​する​ときも、​寛ぐ​ときも、​この​超​自然的見方を​決して​失わないよう​努力しなければなりません。​休息や​気晴らしは、​私たちの​生活の​中で、​仕事と​同じく​大切な​ものだからです。

​ なる​ほど​皆さんは、​この​地上での​仕事に​おいて​自在に​イニシャティブを​とって、​専門分野で​頂上を​究める​ことも、​華々しい​成功を​収める​ことも​できるでしょう。​しかし、​私たちの​仕事の​すべてを​統べるべきこの​超​自然的見方を​失うならば、​道を​誤って​取り返しの​つかないことになってしまいます。

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