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そのうえ、​キリストに​ついて​話して​キリストの​教えを​広める​ために、​奇抜で​変わった​ことを​する​必要は​ありません。​普通の​生活、​現在の​仕事を​続け、​身分上の​義務を​果たし、​職務を​全う​する​ことに​よって、​日毎に​自らを​高め、​日々少しずつ​改善していく、​これで​よいのです。​人々には​信義を​尽くし、​理解を​示す。​しかし、​自己に​対しては​厳しく​要求しなさい。​犠牲の​人、​朗らかな​人に​なってください。​これが​あなたの​使徒職です。​弱くて​惨めな​自分の​ところに​人は​近寄らないと​思っていても、​周りの​人々は​近づいてきます。​そして、​仕事の​帰途や​家族の​集い、​乗り物の​中や​散歩の​合間、​その​他どのような​ところで​でも、​いつもの​話し合いが​それと​なく​生まれ、​人々は​心に​秘めた​不安を​打ち明ける​ことでしょう。​時には、​そのような​不安に​気づきたくないと​思う​人も​いるでしょうが、​神との​交わりを​本当に​求めるようになれば​次第に​理解していく​ものです。

​ 使徒の​元后である​聖母に、​御子の​聖心に​鼓動する​「種蒔き」と​「漁」への​望みに​あずかる​決心を​お願いしてください。​最初の​一歩を​踏み出しさえ​すれば、​ガリラヤの​漁師たちと​同じように、​魚で​いっぱいの​舟と​岸辺であなたを​待つキリストに​出会う​ことでしょう。​魚は​キリストの​ものですから

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