401
自らを十字架に掛けること。この望みが新たな光となって、あの人の知性と心、唇に幾度となく上(のぼ)ってきた。
自らを十字架に掛けるって、なんと辛いことだろう。彼はそう独り言を言った。〈自らに逆らう〉、つまり自己を否定するのが自分の道であることを知った上の言葉だった。だから彼は「主よ、お助けください」と願っていたのである。
この点を別の言語で
…から印刷された文書 https://escriva.org/ja/forja/401/ (2025/11/16)