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  あなたの​いわゆる​〈権利〉は​無視された。​私に​言わせれば、​それは​あなたの​〈高慢に​なる​権利〉と​言い​換えるべきものだ。​かわい​そうに。​自分を​弁護できなかったから、​骨身に​堪えた。​攻撃を​しかけてきた​人は​強力だったのだ。​百回も​平手打ちを​食わされた​ほどの​侮辱を​感じたのだった。​しかし、​それにも​かかわらず、​あなたは​遜る​ことができなかった。

​ そして、​今、​あなたを​戒めるのは​あなたの​良心であって、​あなたの​ことを​高慢ちき、​臆病と​呼んでいる。​神に​感謝しなさい、​〈謙遜に​なる​義務〉が​分かりかけてきたのだから。

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