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  ある​尊大な​人を​見て、​あの​神の​人が​口に​した​厳しいが​正確な​言葉を​聞いた​とき、​私は​考え込んだ。​「あの​人は​悪魔と​同じ​皮膚、​つまり​高慢を​身に​つけている」と​言ったのである。

​ それに​対して、​イエス・キリストが​説かれた​徳を​身に​着けたいと​いう​誠実な​望みが​心に​湧いてきた。​「わたしは​柔和で​謙遜な​者だから」と​仰せに​なったのだ。​謙遜は​また、​主の​御母で​あり​私たちの​母である​御方に、​至聖なる​三位一体の​神の​視線を​惹きつけた。​謙遜とは、​自らの​無を​自覚し、​それを​感じる​ことである。

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