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私の子たちよ、「敵からの助言」51です。賢く、思慮深くあるように。眠りに陥らないでください。Hora est iam nos de somno surgere「怠惰を振り捨て、眠りから覚めるべき時です」52。かつて教会が栄えていた地方が、今は、キリストの名さえ聞くことができない荒れ野になっていることを忘れないでください。このような状況を、「歪んだ行間にも真っ直ぐな字を書くのも神のご計画のうちであり、そして最後には神が勝利するのだ」と考え、その失敗を正当化しようとするのは、安易な態度です。キリストは常に勝利者であることは事実です。しかし、多くの場合、私たちの過ちにも関わらず、です。
好戦的・攻撃的にならずに、in hoc pulcherrimo caritatis bello、この愛徳の美しい戦いにおいて、思いやりの心で皆を歓迎し、(イエス・キリストを知らない人や愛していない人が掲げる間違いに与することなく)すべての善意の人たちと協力します。同時に、主がこう仰せになったことを忘れないでください。「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだと思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」53。人は容易にイエスの柔和のみに注目し、〈生活を複雑にする〉よう駆り立てる神の言葉を避けようとします。その言葉は、安楽志向や順応主義の邪魔になるからです。
…から印刷された文書 https://escriva.org/ja/carta-29/24/ (2025/11/17)