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私の子たちよ、私の言葉の裏に、すべての人に対する大きな愛、人々のあらゆる種類の不安や問題に開かれた心、差別や排他的な態度を知らぬ理解に満ちた心以外のものを、見ないでください。私たちを、ひるまないように、すでに成し遂げたことに対して常に満足しないように、栄冠の上に惰眠をむさぼらないように駆り立てるのは(caritas enim Christi urget nos「キリストの愛がわたしたちを駆り立てている」55)、恐れではなく(私たちは何をも誰をも、私たちの父である神をも恐れません)、いつか私たちが、共同の贖い者としての使命に関して、主である神に報告をしなければならないという責任感です。
「怠らず励み、霊に燃えて」56 時間を活用しなさい57。人生は短いからです。「今、時のある間に、すべての人に対して、特に信仰によって家族になった人々に対して、善を行いましょう」58。この哀れな私たちの世を愛で満たしましょう。私たちのものなのですから。神が創造し、遺産として私たちに与えられたのです。Dabo tibi gentes hereditatem tuam et possessionem tuam terminos terrae「わたしは国々をお前の嗣業とし、地の果てまで、お前の領土とする」59。可能なことは誰にでもできます。そして私たちの主なる神は、不可能だと思えることを私たちが行うようお望みであるということに留意してください。神はそれを実現するための恩恵をくださいます。
…から印刷された文書 https://escriva.org/ja/carta-29/26/ (2025/11/21)