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私の子たちよ、主がご自分の国はこの世のものではない9と言われたことを忘れてはなりません。人間が自由を乱用するのを許され、収穫の時までは、良い麦と一緒に悪い麦も育つことを忍ばれたのです10。悪はなんと繁栄していることでしょう。教会の揺籃期から、十二使徒の存命中でさえ、異端や分裂がありました。初代のキリスト教共同体に対する異教徒からの迫害、そしてイスラム主義、プロテスタント主義、そして今日の共産主義があります。キリストの遺産である神が地上に造られた畑には、毒麦が生い茂っているのです。毒麦、何と多くの毒麦があることでしょう。
聖なる都、新しいエルサレム(新しい天と新しい地)が天から下るまで11、「主の主、王の王、(…)小羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、忠実な者たち」12 と、獣と滅びの子に服従するものとの間の戦いは終わらないでしょう。彼らは「すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢に振る舞い、ついには神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言する」13のです。
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