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神から家庭を築くように呼ばれた私の子たちに言います。互いに愛し合い、恋人だった時持っていたワクワクするような愛をいつまでも持ち続けるように。人生につきものの困難や逆境が始まれば喜びは終わると考える人は、理想であり召し出しである結婚について、惨めな概念しか持っていません。
実はその時こそ、愛は強まり、死よりも強くなるのです。 Fortis est ut mors dilectio「愛は死のように強(い)」87。悲しみや困難がどっと押し寄せても、それらは真の愛を消し去ることはできません。夫婦が一緒になって寛大に犠牲を分かつ時、二人は一層強く結ばれます。 Aquae multae non potuerunt extinguere caritatem「大水も愛を消すことはできない」88。無数の困難は、それが物理的であろうが、精神的であろうが、愛を消し去ることはできません。
あなたがたの結婚は、通常、子どもに恵まれることでしょう。もし神が子どもをお与えにならないなら、あなたがたのエネルギーをより熱心に使徒職に注ぎなさい。そのことによってあなたがたは素晴らしい霊的な豊かさを得るでしょう。主はキリスト教的家族を子どもという冠で飾られるのが普通であると私は何度も言いました。いつも子どもを喜びと感謝の気持ちで受け入れなさい。なぜなら、子どもたちは神の贈り物であり、祝福であり、神がいかにあなたがたを信頼されているかの証拠だからです。
…から印刷された文書 https://escriva.org/ja/carta-29/54/ (2025/11/15)