1024

 あの​人にも、​この​人にも、​すべての​人の​耳元で​繰り返したいので​手伝って​ほしい。​信仰の​ある​罪人なら、​たとえこの​世の​あらゆる​幸福を​手に​入れた​としても、​必ず​自分が​不幸で​惨めな​存在である​ことを​感じる​ものである。

​ 確かに、​たとえ小罪であっても​罪を​憎む動機は​ ― 誰もが​持つべき動機だが​ ― 超​自然的でなければならない。​神は​罪を​無限の​善に​反する​悪と​して、​神の​無限性を​もって、​最高に、​永遠に、​必然的に​憎まれるからである。​ところで、​最初に​述べた​ことを​考えると、​二番目に​述べた​考えに​導かれるだろう。

この点を別の言語で