329

 優しい​母親が​子供の​指に​針を​当てて刺さった​棘を​抜く​とき、​愚かな子なら​泣き​喚き、​足を​踏み鳴らす。​賢い子なら、​肉体は​弱いので​目には​涙を​ためながらも、​いっそう​ひどくなるのを​避ける​ために​少々の​痛みにも​耐えて、​感謝の​眼差しで​優しい​母親を​見つめる。

​ イエスよ、​私が​賢い子でありますように。

この点を別の言語で