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  あなたは、​神と​他人の​前で、​自分の​ことを​恥ずかしく​思う。​古い​汚れが​また姿を​現してきたからだ。​本能と​悪い​傾きは、​こと​ごとく​敏感に​感じられ、​心に​不安の​雲が​垂れこめる。​しかも、​望みも​せず予想もしない​とき、​疲れて​意志が​ふらつ​いている​ときに​限って、​誘惑が​襲ってくる。

​ ​そのような​自分の​姿を​見ると​やりきれないが、​自分が​謙遜か​どうかは​分からない、と​あなたは​言う。​しかし、​神の​ため、​主の​愛ゆえに​痛みを​感じているのなら、​その​愛から​生まれた​痛悔の​おかげで、​警戒心を​緩める​ことは​ないだろう。​戦いは​一生続くからである。

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