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神の​天使

 ​「それは​平和の​計画であって、​災いの​計画ではない」56と​主が​言っておられます。​平和の​人、​正義の​人、​善の​働き​手に​なろうでは​ありませんか。​そう​すれば、​主は​私たちの​裁判官ではなく、​友・兄弟・愛なる方と​なってくださるでしょう。

​ この​楽しい​人生の​旅路を​いつも​神の​天使たちが​付き添ってくれますように。​大聖グレゴリオは​次のように​述べています。​「救い​主が​お生まれに​なる​前に、​人間は​天使たちとの​友情を​失っていた。​原罪および​日々の​自罪の​おかげで、​天使たちの​輝くばかりの​清純さから​遠ざけられたのである。​(…)​しかし、​私たちの​王を​認めて​以来、​天使たちも​人間を​同市民と​して​受け入れてくれた。

​ 天の​王が​人間の​体を​おとりに​なったので、​天使たちも、​もは​や​惨めな​私たちから​離れようと​は​しない。​天の​王の​ペルソナに​おいて​自分たち以上に​高められた​人性を​みて、​天使たちは​崇拝し、​もは​や​自分たちよりも​劣った​ものとは​考えない。​彼らは​何の​不都合もなく、​人間を​仲間と​みな​している」57。

​ 私たちの​王の​聖なる母、​私たちの​心の​元后である​マリアは、​自分に​しかできないかのように、​私たちの​世話を​してくださいます。​恩恵の​玉座である​慈しみ深い母、​あなたに​お願いします。​どうか、​私たちと​周囲に​いる​人たちが​一生を​通して、​素朴な​詩を​平和の​大河のように​58一行一行​詠んでいく​ことができますように。​あなたこそ​尽きる​ことの​ない​憐れみの​海ですから。​「川は​みな海に​注ぐが​海は​満ちる​ことがな」59い。

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