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イエスの​この​態度に​倣わなければなりません。​生涯を​通して、​ご自分に​属する​光栄さえ​拒否されたのです。​神に​相応しい​待遇を​受ける​権利を​持っておられたにも​拘わらず、​奴隷の​姿・僕の​姿を​おとりに​なりました​29。​ですから、​キリスト信者は​すべての​光栄を​神に​帰すべきことを​知るのです。​また、​崇高に​して​偉大な​福音を、​人間的な​利益を​得たり、​野望を​遂げたりする​ための​道具と​すべきではないことが​よく​理解できるのです。

​ イエスから​学びましょう。​すべての​人間的光栄に​真っ向から​反対する​ときの​イエスの​態度は、​人類の​救済の​ために​託身された​神の​愛子の​偉大な​使命と​深い​関係が​あります。​「お前は​わたしの​子、​今日、​わたしは​お前を​生んだ。​求めよ。​わたしは​国々を​お前の​嗣業とし、​地の​果てまで、​お前の​領土と​する」30。​御父は​使命を​成就させる​ために​あらゆる​配慮を​してくださるのです。

​ キリストに​従って​完全に​神を​礼拝する​生活を​送れば、​私たちも​主の​優しい​言葉を​受ける​ことでしょう。​「彼は​わたしを​慕う​者だから、​彼を​災いから​逃れさせよう。​わたしの​名を​知る​者だから、​彼を​高く​上げよう」31。

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