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再び聖パウロの​言葉に​耳を​傾けましょう。​「愛する​兄弟たち、​こういうわけですから、​動かされないように​しっかり​立ち、​主の​業に​常に​励みなさい」28。​お分かりですか。​聖化すると​決心して​仕事に​励むとき、​色々な​徳が​すべて​働きます。​剛毅は、​困難にも​かかわらずへばらずに​仕事を​最後まで​完成させる​ため、​節制は、​余す​ところなく​捧げ尽くして​安楽とわが​ままに​打ち​克つため、​正義は、​神に​対する、​また​社会、​家族、​同僚に​対する​義務を​実行する​ため、​賢明は、​各々の​場合に​どう​すれば​よいかを​知り、​ぐず​ぐずせずに​仕事に​とりかかる​ため、と​いうように。​そして、​繰り返しますが、​すべてを​神の​愛ゆえに​果たす​こと、​仕事と​使徒職が​もたら​す​実りが​多いか​少ないか、​その​責任を​負うのは​自分​自身である​ことを​忘れずに。

​ 「愛とは、​行いであって、​甘い​言葉の​ことではない」と​諺に​あります。​これには​何も​付け加える​必要は​ないでしょう。​主よ、​恩寵を​お与えください。​ナザレの​仕事場の​扉を​開いてください。​あなたと、​共に​おられる​聖マリア、​敬愛する​聖ヨセフ、​聖なる​仕事に​生活を​捧げた​この​三方を​黙想したいのです。​哀れな​心は​励ましを​受け、​日々の​仕事の​中に​あなたを​探し求め、​あなたを​見出す​ことでしょう。​私たちの​仕事を​神の​業、​神愛の​業に​変える​よう、​あなたは​お望みだからです。

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