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天使らと​共に

​ この​世を​旅する間、​私たちが神である​旅人イエスから​決して​離れる​ことの​ないよう、​主に​助けを​お願いしましょう。​その​ために、​聖なる天使たちとの​友情も​深めねばなりません。​この​世でも、​天国でも、​私たちは​大勢の​友が​必要です。​聖なる天使たちへの​信心を​もってください。​私たちの​生活が​神的であると​同時に​人間的であるのと​同じように、​友情とは​人間的であると​同時に​神的な​ものです。​主の​言葉を​憶えているでしょうか。​「もはや、​わたしは​あなたが​たを​僕とは​呼ばない。​(…)​わたしは​あなたが​たを​友と​呼ぶ」​46。​信頼せよと​教えておられるのです。​すでに​天国に​住み、​神の​友と​なった​人々や、​私たちの​周囲に​暮らしている​人たちだけでなく、​主から​離れた​人々にも、​正しい​道に​導いてあげる​ために、​信頼の​心を​寄せましょう。

​ 聖パウロが​コロサイの​人たちに​宛てた​言葉を​繰り返して、​この​祈りの​ひと​ときの​結びに​しましょう。​「絶えずあなたが​たの​ために​祈り、​願っています。​どうか、​“霊”に​よる​あらゆる​知恵と​理解に​よって、​神の​御心を​十分悟るように」47。​ここで​言う​知恵とは、​祈りと​観想、​慰め主を​与える​知恵の​ことです。

​ ​「すべての​点で​主に​喜ばれるように​主に​従って​歩み、​あらゆる​善い業を​行って​実を​結び、​神を​ますます深く​知るように。​そして、​神の​栄光の​力に​従い、​あらゆる​力に​よって​強められ、​どんな​ことも​根気強く​耐え忍ぶように。​喜びを​もって、​光の​中に​ある​聖なる​者たちの​相続分に、​あなたがたが​あずかれるように​してくださった​御父に​感謝するように。​御父は、​わたしたちを​闇の​力から​救い​出して、​その愛する​御子の​支配下に​移してくださいました」48。

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